ウレタン防水
液体状のウレタン樹脂を複数回塗ることで防水層を形成し、雨水の浸入を防ぎます。 液体状のものを塗るため下地の形状に馴染み易く、水密性の高い連続皮膜が得られる為、屋上をはじめとした各種部位への防水に適しています。塗って施工するため狭い場所にはウレタン防水が向いています。 安価というメリットがありますが、他の防水工法と比べると塗膜の耐久性は低いため、定期的にトップコート(防水保護層)の塗り替えをして紫外線劣化への耐久性を保つことをおすすめします。
ウレタン防水の種類
密着工法 ~ 防水層を下地に密着させる

ウレタン防水塗料を塗布して防水層を下地に完全に密着させる工法です。
補強布を張りウレタン防水材を2層、3層と重ねて塗り、任意の厚みに仕上げます。
工期が短い、コストパフォーマンスが高い、歩行可能等の長所がありますが
下地に密着する構造のため下地に含まれている水分の影響を受け、通気緩衝工法と比較して防水層にひび割れや膨れが発生しやすい短所があります。
通気緩衝工法 ~ 防水層を下地に密着させず、かぶせる

通期緩衝シートを張り付けてからウレタン防水材を塗布する防水工法で、防水層を下地に密着させません。
下地から上がってきた蒸気等を通気緩衝シートの中へ逃がし、装着した脱気筒から排出します。
密着工法より初期費用はかかります。
防水層が下地の影響を受けづらく通気性もあるため、防水層が長持ちします。
工程紹介
密着工法の工程をご紹介します。